終末期医療とは??

ターミナルケアとも言いますが、病気や老化などで死期が近づいたペットのために苦痛をできる限り取り除き、穏やかに過ごせるように医療・介護することです。
延命ではなく、生活の質(QOL:クオリティ・オブ・ライフ)の維持向上が目的です。

一般的に治療は以下のように分類されます。

根治治療 病気の根絶が目的で積極的に治療します。 QOLの若干の低下を許容
根治が目的であるため
緩和治療 病気の症状、進行をできる限りコントロールします QOLの維持、向上が目的
慢性疾患などに適用
末期治療 病気に対する手段がない(治すことが困難) QOLの向上のみが目的
痛みや苦しみを軽減するための治療です

末期治療は、延命治療ではなく、穏やかな最期を迎えられるように出来る限りの苦痛を取り除くなどの治療となります。
終末期の治療は獣医師がご家族のお気持ちを考慮して決めていかなくてはなりません。

大切な家族のために・・・
ペットも高齢化の時代ですが、人に比べれば、その寿命はやはり短いもので、一緒に暮らしていれば、いずれ看取るというときが来ます。
その時に、避けて通ることが出来ないのがターミナルケア(終末期医療)です。
私たちスタッフは病気やケガを治して、元気に暮らせるようにしてあげたいと日々努力しています。
しかし、どうしても治すことのできない病気やその子の寿命でお別れをしなくてはならない時にご家族の方はもちろんですが、獣医師をはじめ、スタッフも大変悲しい思いをします。
これは、何年やっていても慣れることはありません。
だからこそ、最後までしっかりと看取ってあげたいと考えています。
この子にとって何が最良なのか、ご家族の悔いを残すことがないだろうか・・・など直面したときに真摯に考えなくてはなりません。
終末期医療は苦痛を伸ばす治療ではありません。どこが痛いか、苦しいかなどペットの状況を正しく把握して、我々、医療現場のスタッフはもちろん、ご家族も共に病気や老化に向き合いケアしてあげ、より良い時を過ごせるようにすることが肝心です。この時期は特に辛いこともあるかと思いますが、無償の愛を与えてくれたペットに感謝の気持ちで介護してあげてください。
私たちスタッフも、出来る限りお力になれればと思います。