老年について

いつかはやってくる高齢期です。
とっても元気で可愛い子犬も、いずれはシニア犬となります。
少しでも長く、健康に高齢期を過ごせるように・・・

老化っていつ頃から?

一般的には、4~5歳をピークとして、小型犬で11歳、中型犬で9歳、大型犬で7歳くらいから老化が加速すると言われています。

私たち人間に比べると、早いです(^^;)
この年齢になったからと言っても、いつまでも若々しい子もいれば、割と早くに毛が白くなって来たりと、シニア犬らしい様子を見せる子もいて、個体差がありますが、それは私たち人間も同じです。
ただ、私たちとしてはシニア期を迎えるにあたって、気にしたりする年齢の目安としておきましょう!

老化のサインを見逃さないこと!

老齢期は小型犬・中型犬・猫で8歳~、大型犬で6歳くらいからと言われています。
今まで、出来ていたことが出来なくなったり。。。
大切なワンちゃんやネコちゃんのそんな姿や様子を見たときに、ふと寂しくなったりするかもしれません。
しかし、それだけ長く一緒にずっといるという喜びと感謝をしてみましょう(^^)/

これからは、老齢期を少しでも楽しく、元気に過ごすにはどうしたら良いのか考えてみましょう★
必ず、それぞれに合ったシニア期の過ごし方があります!
子犬時代とは違って、シニア犬ならではの可愛さがあるのです♫
一緒に長い時を過ごしてきたからこその、愛情や可愛さです!

そのためには、老化のサインは見逃したくないものです。
サインに早く気づいていれば、いろいろを気遣いできたり、予防できることがたくさんあります。

老化のサインについて

睡眠の変化について

高齢になってくると、寝ていることを好み、睡眠時間が長くなります。
耳が遠くなったり、周りへの興味が薄れたりして、一日中寝ているという感じになってきます。

老化度チェック
□寝ているときに起こしても、なかなか反応せず、起きてこない。
□来客があったり、雷や騒々しい音・気配がしても寝ているだけであまり反応しない。
□上記で反応しても、一瞬、目を開けたり、首を起こして興味を示すが、すぐにまた寝る。
□今までは、自分専用の場所で寝ていたが、家族のそばで寝たがるようになる。
□昼夜が逆転し、昼間は眠っているが、夜に起きだして、徘徊したり、泣き続けたりする。(認知症の症状の一つ)

これらのサインに当てはまるものがあれば、老化からきているかもしれません。しかし、それが必ず老化のサインとは限らず、中には病気の原因になっている場合もあるので、気になれば病院の方へお越しくださいね。
 

悲しいけど、現実を受け止めること

ペットを見ていると、いつまでも若く、元気でいてくれるものと思ってしまいますが、愛犬や愛猫の老化を感じたときに飼い主側の気持ちとしては、悲しく、寂しく思ってしまうものです。
それは、もちろん当たり前のことで、悲しく思った後は、ギュッと抱きしめてあげ、大切に思ってる気持ちなど素直に伝えて、その現実を受け入れましょう!
それは、今日まで長く一緒に生活して来たというだけで、とっても幸せなことだからです。
 

生活環境の見直しをしましょう

年を重ねてくると、今まで出来ていた何気ない、簡単なことが出来なくなったりします。
それは、段差があるところの上り下りなど・・・。
足腰が弱っているところへ、ソファへ上がろうとして失敗・・・。
思わぬところでケガをしたり・・・。
なんて、いろんなケースで、シニア期だと感じることがあると思います。
このような場合の時は、ソファにはスロープをつけてあげたり、座布団を何枚か重ねて階段状にするなど、”できなくなった”と思う日常生活での行動を少しお手伝いをしてあげるような工夫をしてあげたいですね!
視力が弱ったり、転びやすくなっているのであれば、危険なものは片づけ、回避するようにしましょう。
 
また、だんだん寝る時間も長く、多くなってきますので、クッション性が高く、清潔を保てる素材の寝る場所を用意してあげましょう!
シニア期になってくると、体温調節が若いころよりも苦手になってくるので、快適な気温・湿度が保てるような場所と広さを確保しましょう。
シニア期を迎えたペットにとっては、暑すぎたり、寒すぎたりしても、移動するのが面倒でそのまま寝ているという事もあります。
ときどき、寝ている場所の環境チェックもしてあげましょうね★
 

ペットに合ったシニア食で健康をサポート

私たち人間と同じで、ペットもシニア期になってくると必要な栄養も変化してきますし、食べ物の好みも変わってくることがあります。
例えばですが、今までは全く見向きもしなかったミカンを、12歳を過ぎた頃から、やたらと食べたがるようになった子もいます。
犬や猫は、人間と違い、自身の体内でビタミンCを作ることができます。しかし、年齢と共にいろいろな機能も低下し、きっと体が要求していたのでしょうね。
 
ペットの好みが変わった時に、それは何かの栄養素が足りていないというサインなのかもしれません。
そういうことも理解しつつ、食事の内容に気を配ってあげたいですね。
 
シニア期を迎えたペットの食事のポイント☆
●タンパク質の消化・吸収能力が落ちてくるので、良質なタンパク質を与える。シニア犬になると筋肉量も落ちてくるものです。その筋肉を作るには、アミノ酸が必要となるので(タンパク質はアミノ酸の集まったもの)、なるべく良質なものを与えましょう。
●便秘をしやすくなるので、適量な食物繊維を与える。ちなみに、便秘がある場合は腸がある辺りのお腹を右回りに撫でてあげるのも、効果はあります。
●脂肪分を与えすぎないように注意しましょう。与えすぎると肝臓に負担がかかります。ただし、必須脂肪酸は不足しないようにしましょう。
●消化能力も低下するので、消化の良いものを与える。
●適度なカルシウム補給で、骨粗しょう症を予防しましょう。与えすぎは内臓へのカルシウム沈着などを起こすことがあるので注意をしましょう。
●食欲が落ちたりすることもあるので、スープをかけたり、好物の物を加えてあげるなど、少しでも嗜好性が高まるように工夫をしましょう。
 

ふれあいと適度な運動で刺激を与える

「もう歳だから、無理をさせないように、あまりかまうのもやめよう。」「家族から離れた場所で静かに寝かせてあげよう。」「散歩もあまりしなくていいか?」と思ってしまうのは、その逆なのです。
 
確かに、余計なストレスをかけないように、安心して寝られる場所・生活環境を作ってあげることは大切ですが、それでは老化を加速させてしまうことになると言えるかもしれません。
適度なふれあい・刺激は、気持ちも体も健康にします。シニア犬になると、しつこくされることは嫌ったりするものですが、無理のない範囲で、つかず離れず、大切なペットの様子を見ながら、たくさん声をかけ、撫でて、抱きしめ、一緒に散歩の風を感じましょう!
 
食欲が低下した状態にあっても、犬では、お気に入りの公園で、お気に入りの犬友達と一緒にいるだけで、食欲が復活してくることもあります。
また、犬の五感の中で、最後まで残るのが嗅覚と言われています。走れなくなっても、匂いを嗅ぐことで脳を刺激できますので、ちょっとした宝物探しゲームなどを取り入れた散歩や運動はオススメです。
 

若い頃の生活が、シニア期に影響をする

ペットの老化を感じ、そこからあわてて何か対策を立てても、思ったほどの効果は得られないという人がいますが、その言葉が意味するところは、この世に生を受けたときからすでに加齢への歯車は動き始めているのです。
 
肥満にすれば、それはやがてシニア期になって影響もしてきます。無理な運動を重ねれば、やがて関節にも負担がかかります。食事の無いようにしてもそうです。若い頃の生活ぶりがそのまま反映されるのがシニア期です。「うちの子はまだまだ!」と思っていても、ペットの一生というのは、私たち人間に比べれば短いものです。
ペットの長寿が目立つようになってきた現在だからこそ、子犬・子猫の頃からの健康管理で、元気なシニア期を送らせてあげましょう(^^)/